この『腰』と『首』の痛みは、実際に椎間板ヘルニアになった人じゃないと実感できない
と思うけど、私は実際に、腰と首の両方のヘルニアを患った経験があります。
首は何とか治ったけど、未だに腰のヘルニアが治りません。
1.椎間板ヘルニアってどんな病気なの?
人間の脊椎(背骨)は24個の椎間板から構成されその椎骨(骨)と椎骨(骨)の間は1つずつ椎間板があります。
椎間板は髄核とそれを包む繊維輪からなっていて、これがクッションの役割を果たしているのですが、何らかの理由でその内部にある。
この髄核が飛びだした状態を椎間板ヘルニアといいます。
1-1. この椎間板ヘルニアは大きく分けると
1. 頚椎椎間板ヘルニア(首のヘルニアです。 )
2. 腰椎椎間板ヘルニア(腰のヘルニアです。)
物に例えると、こんな感じです。(^^)
饅頭の皮を『線維輪』とします。
アンコを『髄核』とします。
何らかの要因で線維輪に圧力が加わり神経根を圧迫する。
すると激痛が走ることになります。
2.椎間板ヘルニアの原因は何なの?
ヘルニアとは、「飛び出す」という意味です。
椎間板ヘルニアとは、文字どおり中身である髄核が飛び出してしまう症状なんです。
頚椎ヘルニアの原因としては、20歳代からすでにはじまる椎間板の「加齢的変化」や、「不良姿勢」などの背骨にかかる負荷の積み重ねにより、線維輪がふくらんだり、亀裂が生じて中身である髄核が外にはみ出します。
この結果、脊髄や神経根を圧迫して症状があらわれるのです。
また、椎間板ヘルニアと聞けば直ぐに腰のヘルニアを連想させますが、実は首のヘルニアの人も結構多いです。
3.椎間板ヘルニアの症状はどんなの?
私の実体験を話します。
私は、首の『頚椎椎間板ヘルニア』と腰の『腰椎椎間板ヘルニア』を発症しました。
ヘルニアの進行具合で人それぞれに症状が違ってきます。
私の場合は、腰より首の方が激痛で辛かったです。
【1.】
首が左右・上下に曲がらないんです。無理して曲げると激痛が走ってとてもとても動かせません。
【2.】
両腕がとくに左腕が、しびれて腕を上に上げることができません。
【3.】
左手の指がしびれと麻痺で物が掴めません。掴めたと思っても直ぐに掴んだ物を落とします。
【4.】
頭痛がひどいです。
【5.】
洋服の上着とズボンが1人では着れません。
仕事は会社勤めをしてましたが仕事が全くできません。
よって周りの人間に迷惑を掛けたくなかったので、仕事を辞めるしかありませんでした。
そして会社の退職後に治療に専念しました。
私は、腰のヘルニアが先に患って治療とリハビリをしてましたが一向に良くなりません。
内服薬(消炎鎮痛剤)
神経ブロック注射
坐薬(消炎鎮痛剤)
外用剤(湿布薬・貼り薬・塗り薬)
コルセット
温熱療法
運動療法
整形外科の治療は一時的に痛みが和らぎますが直ぐに元に戻り痛みが再発します。だから腰のヘルニアの方は、治療を中断して整形外科に通院しなくなりました。
外出する時は気休めにコルセットを巻いて家を出ます。
そんなこんなで、今度は首のヘルニアが発症しました。
首の頚椎椎間板ヘルニアの症状が腰のヘルニアより重かったです。
毎日の生活する上で何も出来ないんですからね。超最悪でした。
首の方も整形外科に行きました。
検査方法として、初めにレントゲン撮影で次にCTスキャンです。
私はセカンドオピニオンとばかりに、二つの病院で検査しました。
その結果、二箇所の病院の一つの病院の医師から、おたくの検査結果からすると、これは絶対に治らないよ・・・・
あきらめた方がいい、このまま痛みは続くと思うよ・・・・
私は、医師からそう言い渡されたときに、私の頭の中で何なんだこの医師は?病気を治す気があるのかと思いました。ふざけた医師でした。
それで、その病院には、他の病気でも二度と行ってません。
それで早く首の痛みを取りたいので、最初に行った整形外科一本にしぼりました。
そこの先生は、時間は掛かると思うけど、牽引療法を頻繁にしたら治りますからと言ってくれた。
私は、その言葉を信じて可能な限りに週に3回を目処に、牽引療法を一年近く通院して治療をしました。
結果として、先生の言う通りに、あんな酷かった痛みが嘘の様に消えました。
首の状態も以前と変わりなく元に戻った感じです。(^^)
その代わり、一回の牽引療法の所要時間は15分ぐらいで週に3回を一年近く続けました。
これも一重に仕事を辞めて治療に専念出来たのが良かったと思います。
下記の牽引療法は、引っ張ったり休んだりの繰り返しです。
治療の所要時間も、引っ張る強さも自由に変えれます。
最初は症状に合わせて先生が決めます。
最後に、私の首のヘルニアはこの牽引療法でほぼ完全に治りましたが。
この椎間板ヘルニアの治療は、Aさんが効果が有ったから、Bさんも同じ治療で効果が有るとは限りません。
色々な治療法を試して自分に一番効果があるものを継続させるのが、いいのではないかと思います。(^^)