睡眠に質のいいのと悪いのが有るらしいけど、これってどう言う事それと、
眠りの悩みは女性が多いそうだけど?その理由は何?
1日にどれだけ寝ればいいの?
目 次
1.眠りのメカニズムを教えて?
難しい表現はやめて、分かり易く簡単に説明しますね。
睡眠には2種類があります。
1. レム睡眠(REM)・・・浅い眠り
2.ノンレム睡眠(NREM)・・・深い眠りの睡眠
レム睡眠が約70分でノンレム睡眠が約20分と言われ、この組み合わせを1サイクルとして1回の睡眠で4~5回繰り返されます。これらの現象を睡眠と呼びます。
図解で説明すると下記の様になります。
2.もう少し、レム睡眠とノンレム睡眠を説明すると。
■レム睡眠(REM)
・浅い眠りで身体は深く眠っているのに、脳が活発に動いている状態
・筋肉の疲労回復
・トイレに起きたくなる
・物事で目が覚めやすい
・脳は働いているのでこの時目覚めるとすっきり起きられる
・脳は動いているのでこの時よく夢をみる
・脳を動かして記憶の固定をしている
・金縛りにあいやすい
・レム睡眠10分~20分程
■ノンレム睡眠(NON REM)
・深い眠りで脳も身体も休んでいる状態
・身体を支える筋肉は働いている
・ストレスを消去している
・ホルモンの分泌をしている
・居眠りのほとんどがノンレム睡眠
3.質の良い睡眠ってどう言うこと?
簡単に言うと、睡眠によってどれだけ身体と脳の疲労を回復させたかです。
すなわち、質の良い睡眠とは長時間に睡眠を取ったので、それが質の良い睡眠になるのか?それは全く違います。
質の良い睡眠を取るために良いとされるポイントを、実行が可能か?実行が無理か?は別として一応書き出します。
1.朝は決まった時間に起きる。
2.夕方に軽い運動をする。
3.夕食は遅くとも寝る2~3時間前までに済ませておく。
4.入浴は寝る1時間前までに済ませておく。
5.眠りに適した環境づりに心がける。
6.寝る前にお酒を飲むのを控える。
7.寝る前までゲームやパソコンはしない。
3-1. 理想の睡眠時間は?
人間はどれくらい眠れば良いのか?そんな疑問は誰でもあると思います。しかし答えからいうと、理想の睡眠時間というものはありません。
年代や性別によっても睡眠時間は大きく違いますし、年代が一緒でもかなりの個人差があるからです。
中には7時間は寝ないと調子が悪い人や5時間で十分な人もいれば8~9時間は寝ないとダメな人もいて、なんだか基準値などもよくわかりませんね。
ちなみに20歳以上の成人の平均睡眠時間は男性で7時間30分、女性で7時間12分となっており女性の方がやや短くなっています。
幼児や高齢者になると8時間を越える睡眠時間になっていて、働き盛りの20~30歳代の睡眠時間の方が短いという結果があります。
つまり理想の睡眠時間は年代別に分けることができ、それらを平均すると人間の1日の理想睡眠時間は7時間と考えるのが妥当でしょう。
ですが理想な睡眠時間を求めるよりは、自分が十分な睡眠を感じたという感覚が大切だと思いますが・・・
OECD25カ国平均 505分(8時間25分)
最小 日本 456分(7時間36分)
4.かなしばりって!どうしてなるの?
今までに一度くらい『金縛り』の経験をしてる人が多いと思います。
かなしばりと聞くと、直ぐに心霊現象や幽霊のいたずらだと連想しますが・・・
実は金縛りは心霊現象ではありませんので。
そこんとこよろしくです。(^^)
この金縛りは体は休んでいて、脳は起きているのに近い状態である「レム睡眠」のときに起きます。レム睡眠のときに何かのきっかけで目が覚めてしまうと、意識はハッキリしているにもかかわらず、思うように体が動かないことがあります。
筋肉がだらっとゆるんだ状態であるため、脳が「動け」と指令を出しても筋肉には伝わらず、自分の意志では全く動かすことができないのです。これが金縛りの正体で、医学用語では「睡眠麻痺(すいみんまひ)」と呼ばれています。
4-1. 不眠・不眠・不眠とは?
不眠は、大きく分けて3つあります。
■症状■
寝つけない・イライラしやすい・憂鬱感がある・ほてり・のぼせ・のどが渇くストレスなどによるイライラや憂鬱感がある方、体の中に余分な熱がこもっていて、なかなか寝つけません。
まずはストレスを調節する肝の働きを高めながら、痰湿を取り除き水分代謝機能を改善していきます。
■食事療法■
筍・ふきのとう・ふき・ゴーヤー・セロリ・レタス・菊花・ジャスミン・紫蘇などを摂る。
■症状■
眠りが浅い・熟睡感が得られない・夢が多い・不安・動悸・めまい・貧血・低血圧・食欲不振・疲労倦怠感夢を見るレム睡眠が多く、慢性化しやすい不眠タイプです。
中医学でいう「血(けつ)」の役割の一つに、精神安定があります。脾の機能低下を改善し、心血また肝血を養うと良いでしょう。
■食事療法■
黒豆・黒砂糖・クコの実・なつめ・竜眼肉・百合根・ホットミルク・ホットココアなどを摂る。
■症状■
早朝に目が覚めて眠れない・夜間に一回以上のトイレ・腰痛・耳鳴り・物忘れ・ほてり・のぼせ心の熱は火、腎の精は水、加齢などによって腎の機能が低下し「冷ます力」が不足した時に、体内の熱が暴走し精神安定が図れなくなります。
早く目が覚めてしまうことにストレスを感じないのであれば問題ありませんが、腎の力を補い陰陽バランスを整えておくことは老化予防や穏やかな老化へもつながります。
■食事療法■
黒米・黒豆・黒きくらげ・アーモンド・山芋・蓮の実・くるみ・羊肉・もち米などを摂る。
5.おまけ中のおまけだよ!
その人の寝相で、その人の性格がわかちっゃう。
1. あおむけで寝る
自分に自信のある人や全てのことに対して開放的、積極的に取り組むことができる人です。個性的で自信家の人が多いようです。
2. うつぶせで寝る
どちらかというと保守的・消極的な性格で小さなことにこだわる神経質なところがある人に多いようです。また、時間に正確な人が多いと言われています。
3. 体を丸めて寝る
世間や他人に対して心を開くことができず、自己防衛本能が強いようです。人生を楽しもうという前向きな気持ちが比較的弱く、まずは自分を守るという極めて内向的な性格と言われます。
4. 横向きに寝る
バランスの取れた性格で、非常に安定した性格の人です。世間や他人との距離の取り方が上手で、周りの環境にうまく順応してしまうタイプです。