パートナーのいびきは、うるさくて寝れないですよね。
お互いのために何とかしたいけど、その方法がわからない?
そこで、いびきの原因と対処方法があれば教えて。
目 次
いびきのメカニズム!
いびきとは、上気道を通る空気がのどや鼻の奥の粘膜、気道の壁面などを振動させて起こす音のことだ。
しかし、起きているときにいびきをかくような人はいない。人間は生きている限り常に呼吸し続けているはずなのに、なぜなのだろうか? 呼吸というのは空気の出入りである。
空気の通り道が広ければ、抵抗が少ないためその通過音はそれほど大きくならないが、人間の上気道の太さはもともとそれほど太いものではない。首の太さを考えてみれば容易にわかるだろう。
人によっていびきをかく人、かかない人がいます。同じ人でも、日によっていびきをかくとき、かかないときがあるという場合もあります。いびきはどうして起こるのでしょうか。
いびきの主な原因は、鼻腔から喉頭までの空気の通り道、「上気道」と呼ばれる部分のどこかが、なんらかの理由で狭められたことにあります。
上気道が狭められると、呼吸したときの空気抵抗が大きくなり、粘膜や分泌物が振動してしまうのです。 この振動音が、いびきの正体。笛の原理と同じです。
これは通常の時の呼吸では音が鳴らないのですが、睡眠中の呼吸時にしか鳴りません。なぜならば、睡眠時の場合の上気道が狭くなっていることが関係しているからです。
もともと上気道は狭い器官で、その上気道は筋肉で支えられているのですが、何らかの原因で狭くなってしまい、その狭さから空気の流れが速くなってしまい空気抵抗が大きくなってしまいます。そのため上気道の粘膜の振動が増えてきて抵抗音や振動音などが生じてしまいます。
いびきは太っている人が良く「いびき」するのは本当?
本当です!
太ってない人でも、たださえ睡眠時は全身の筋肉が緩みますので舌根が下がりやすくなり、上気道付近が圧迫され狭くなってしまうのです。
太ってるは脂肪分で尚更に上気道が塞がれます。そしていびきです。
じゃ痩せてる人は、いびきをかかないの?
答えはNOです。
痩せてる人でも顔の作り(あごの形)しだいでは『いびき』をかきます。
いびきをかくことで一番怖いのは呼吸が止まることです。
1.睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
Sleep Apnea Syndromeの頭文字をとって、「SAS(サス)」とも言われます。
医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。
適切な診断、治療を行うことで症状が改善され、SASが引き起こす合併症である心筋梗塞、脳血管障害、高血圧などのリスクも低下されると言われています。このような症状がある方は早めに受診してください。
睡眠時無呼吸症候群になることで引き起こす疾患
- 高血圧
- 虚血性心疾患
- 動脈硬化
- 脳循環障害
- 糖尿病
- 多血症
などなどです。
睡眠のメカニズム
「人はなぜ眠るんだろうか?」「睡眠のメカニズムって?」
毎日必ずとっている睡眠なのに意外と知らないことって多くありませんか?
“知って得する睡眠のメカニズム。
1.眠りの役割
睡眠の役割は、脳や身体の機能を正常に保つことだといわれています。皆さんも睡眠が不足すると、集中できなかったり、疲れが残っていたりした経験はあるのではないでしょうか。
睡眠が不足すると脳の中でも、認知機能をつかさどる前頭連合野と、感覚の処理や運動をつかさどる頭頂連合野の機能が低下します。それにより、注意力や集中力を維持できない、記憶が定着しない、意欲が湧かない、感情のコントロールができない、というような状態になりやすくなります。
2.眠りとリズム
身体には自分で様々なリズムを刻む機能があります。睡眠に一番関係あるのが、概日リズムです。概日リズムは約25時間の周期があり、規則正しい生活をとらないとどんどんリズムが後ろにずれていきます。
その約25時間のリズムを調整する役割を担うのが光です。毎朝、リズムをリセットし、24時間になおすために起床から約3時間前までの間に、2,500ルクス以上(※)の光を浴び、規則正しい生活を心がけることで、概日リズムを調整できます。
3.ノンレム睡眠とレム睡眠
睡眠には、大きく分けると2種類あります。ひとつはノンレム睡眠、もうひとつはレム睡眠といいます。レム(REM)とは、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)の頭文字をとったものです。レム睡眠中はまぶたの下で目がキョロキョロ動く現象が見られるためこのように呼ばれていますが、その理由はまだ分かっていません。ノンレム睡眠中にはそのような動きは見られません。
4.眠りと体温
私たちが夜に眠気を感じ、自然と眠りに入りやすくなるそのヒミツには深部体温のリズムが関係しています。深部体温とは脳の温度のことで、測定するのは困難なので直腸の温度を代用します。深部体温は、私たちが体温計で測る皮膚温よりも外部の影響を受けにくい体温です。
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4.眠りと体温
眠くなるメカニズムにはホルモンが関わっています。
眠気を引き起こすホルモンのメラトニンは、脳の松果体という部分から分泌されます。 メラトニンは、午後9時ころから午前8時ころまで分泌されます。
5.眠りと自律神経
自律神経は、末梢神経のひとつで、消化器・血管・内分泌系などの機能を調整する働きがあります。自律神経には交感神経と副交感神経の2つの種類があり、それぞれ役割があります。
交感神経は身体を活発に動かすため、心臓の鼓動を早めたり、血圧を上げたりします。副交感神経はそれとは逆に身体を休める役割があります。