めまいと立ちくらみは、何か似てるけど一体どこが違うんだろう?
どうして、めまいと立ちくらみは起きるの?どんな時に起きるの?
その原因と対処は?
目 次
1.めまいは、どうして起きるの?その原因は?
めまいの症状は、グルグル目が回る、フワフワふらつく、クラッとするの3つに大きく分けられます。
14-1. めまいの種類は。
めまいと一口に言っても、めまいには2種類もあるんですね、知らなかった。
1. 回転性めまい(ぐるぐると回転する)
2. 動揺性めまい(フワフワとする)などがあります。
回転性めまい
しばしば「目が回る」「天井がグルグル回る」などと表現されるめまいで、内耳と視覚と筋肉からなる、身体のバランスを保つ機能(平衡機能)の異常により起こります。耳の病気や脳の病気が原因と考えられます。
例えば、代表的なものにメニエール病があります。めまいのほかに耳鳴り、難聴などの症状が現れます。また、突発性難聴の場合も、めまいや吐き気といった症状が多くみられます。
【原因として】
回転性めまいの場合、原因は主に三半規管にあります。(脳の場合もある)三半規管は耳の中にあり、中はリンパ液で満たされています。
体が動くとこのリンパ液もいっしょに動き、体がどの方向に動いたかを三半規管の神経が察知します。しかし様々な原因により、リンパ液が多くなりすぎたりすると体が動いていないのに、リンパ液の圧力でリンパ液が動いてしまい、体が動いていると勘違いしてしまいます。すると、ぐるぐると回るようなめまいを感じます。
動揺性めまい
身体がフワフワ浮いているような感じ、あるいはユラユラ揺れているような感じのめまいは、車酔いにも似て、これまた気分の悪いもの。脳腫瘍や脳梗塞、脳血栓といった脳血管障害(または脳血流障害)など、脳に原因があることもあります。また高血圧やうつ病が原因ということも考えられます。
【原因として】
動揺性めまいの場合、原因は脳幹や小脳にあります。脳幹は脳の一番下にあり、平衡感覚をコントロールするところででもあります。小脳は大脳の後ろにあり、やはり平衡感覚などをコントロールしています。
脳幹の機能低下や病気になっていたりすると、フワフワ雲の上を歩いているようなふらつきを起こすめまいを感じることがあります。
めまいを感じたときは、まず気持ちを落ち着かせることです。楽な姿勢で身体を休め、めまいが落ち着くまで安静にします。
耳や脳の病気が原因で起こるめまいは、その病気の治療過程で治ることがあります。また、自律神経失調症が原因のめまいは、自律神経の乱れを治すことでめまいも起こらなくなります。
2.めまいが起きたときの対処法は
●安静を保ちましょう
明る過ぎない静かな所で横になり、楽な姿勢をとってください。
「激しい頭痛」「手足に力が入らない」「舌がもつれて話しづらい」などの症状がなければ
めまいが軽くなるまで安静を保ちましょう。
ただし、上記の症状がみられる場合は、できるだけ早く救急病院を受診してください。
●まずは気持ちを落ち着かせましょう
不安な気持ちを抱くとめまいが悪化することがありますので、あわてず気持ちを落ち着かせて行動しましょう。
3.立ちくらみは、どうして起きるの?その原因は?
3-1. 立ちくらみとは?
低い姿勢から急に立ち上ったときなどに起こり目の前が白くなり、気を失いそうになるめまいの症状をいいます。「起立性低血圧」とも呼ばれます。
お風呂で長湯をした後など、急に立ち上がった時に感じた経験があるかと思います。
4.立ちくらみの原因は?
立ちくらみの原因を調べていくと『低血圧』と『貧血』のキーワードが出てきます。
何か、この低血圧と貧血が原因に大きく関わっている見たいです。
① 低血圧が原因
普段から血圧が低めの人は、立ちくらみが起こりやすい体質だと言えます。
② 貧血が原因
血液の酸素を送る能力が低い貧血状態の場合、血圧が正常でも立ちくらみを起こすことがあります。
③ 自立神経失調
心拍や血圧をコントロールしているのは自律神経です。したがって、自律神経がバランスを崩すと立ちくらみを起こすことがあります。
4-1. 低血圧の対策として
低血圧の対策には、まず生活習慣の改善と食事の改善が大事です。
血行を良くすることが一番有効ですので、必要な栄養素を摂って規則正しい生活を大前提として下さい。
その他にできる対策としては、運動があります。
4-2. 貧血の対策として
ここで余談ですが貧血とは?
血が貧しいと書いて『貧血』と言いますが、じゃ貧乏の人はみんな貧血なの?
答えはNOです。
そんなことじゃなくて(^^)
貧血を簡単に説明すると、血液中に含まれる「ヘモグロビン」の量が減って足りなくなった状態をいいます。
次回の記事に、低血圧と貧血の違いを詳しく書きますね。(^^)
4-3. 自立神経失調の対策として
【お詫び】
自律神経失調症の対策と書きましたが。
この自律神経失調症の症状には多岐に渡り説明範囲が広いので、今回は割愛させていただきます。
次回に、特集を組んで詳しく書きたいと思います。
そこで簡単に、自律神経失調症のことを説明しますと
自律神経をつかさどる交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって、心身に様々な症状が出る状態をいいます。
その原因は、ストレスや体質、性格、環境、生活習慣など様々なので、人によって症状も異なります。
手足のしびれや冷え、動悸、耳鳴り、頭痛などの身体の症状だけでなく、イライラや憂うつ感、記憶力の低下などの精神症状もあります。また、一つだけでなくいくつもの症状が同時にあらわれることもあります。
5.この記事のまとめ
【めまい】や【立ちくらみ】の両方とも貧血が関わっていると思ってませんか?
だから鉄分を多く含むレバー類を多く摂取しなくちゃと思いがちですが、原因は貧血の鉄分不足だけとは限らないそうです。
実は、重大な病気によって引き起こされることもあるのです。
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