膀胱炎は、女性に多い病気 で一度患うと繰り返すことが多い恐怖の病気です。
膀胱炎を甘く見て放置したために、最悪の状態になった人がいます。
腎臓の機能が働かなくなって人工透析を一生受けることもあります。
あなたは、この人工透析を一生涯に続ける覚悟はありますか?
続ける覚悟って言っても、この人工透析を受けないと命を失くししますからイヤでも受けざる得ません。
目 次
膀胱炎のメカニズム
膀胱の粘膜や膀胱壁で炎症が起こる膀胱炎。女性は男性に比べて尿道が短く、肛門と尿道口との距離が近いため、圧倒的に女性に多い病気です。 では、もう少し詳しく見て行きましょう。
1.膀胱炎になりやすい人のチェックリスト!
□ 1.水分をあまり摂らない人
□ 2.寒いところにいることが多い人
□ 3.疲れやすい人
□ 4.ストレスを感じやすい人
□ 5.尿道が短い女性である
□ 6.トイレを良く我慢する人
□ 7.ホルモンのバランスが悪い人
あなたは、いくつ当てはまりましたか?
2.膀胱炎になってるのか?そんな時のチェックリスト!
女性に多い膀胱炎は「急性膀胱炎」と言って、膀胱に細菌が侵入して炎症を起こしているものです。
□ 1.トイレに行ったばかりなのに、またすぐトイレに行きたくなる。
□ 2.排尿の終わり頃、ときには始めに、ヒリヒリするような痛み、焼けつくような
痛み、ジンジンするような痛みがある。
□ 3.尿の色が、白っぽく濁っている。
□ 4.排尿が終わっても、まだ尿が残っている気がする。
□ 5.排尿になんとなく違和感がある。
あなたは、いくつ当てはまりましたか?
1つでも当てはまる人は病院に行きましょう。
3.膀胱炎って何で女性に多いの?
図でわかるように女性の尿道は、男性に比べて極端に短いです。
また、膀胱炎は女性の5人に1人がかかると言われるほど、女性に多い病気です。20~40代の女性は性行為や生理、妊娠などで、とくに膀胱炎のリスクが高くなります。
3-1. 膀胱の男女の違い。
- 女性は尿道口(おしっこの出口)が、膣や肛門と近いため、雑菌が入りやすい。特に大便の後、拭き方が悪いと大腸菌が付きやすく、女性は尿道が4cm前後で、男性と比べて短いため、細菌が逆行して膀胱に侵入しやすいです。
- その点で、男性は尿道が長いので細菌が逆行して膀胱に侵入しにくいです。
3-2. 3~4時間の間でのトイレ行く回数は?
人によっては極端に排尿の回数が少なく、「別に我慢しているわけじゃないから大丈夫。」という人もいますが、膀胱の細菌が増えないようにするためには、とくに尿意がなくても、トイレに入る習慣をつけたいものです。
朝起きたときと夜寝る前に各1回、日中は3~4時間に1度で、1日4~5回が目安です。
4.実は、膀胱炎には4種類があるつて知ってた?
① 急性膀胱炎
② 慢性膀胱炎
③ 間質性膀胱炎
④ 出血性膀胱炎
4-1. 急性膀胱炎
性膀胱炎は、細菌が原因で起きます。一般的に膀胱炎といえば、この急性膀胱炎です。急性膀胱炎に男性がかかることは稀ですが、ほとんどの女性が一緒に一度はかかると言われています。急性膀胱炎になると、日に10回以上もトイレに行く頻尿になります。尿が白く濁ったり、血が混じる場合もあります。微熱も出ますが高熱にはなりません。こうした症状で高熱が出た場合、腎盂腎炎の場合がありますので、注意が必要です。
4-2. 慢性膀胱炎
急性膀胱炎の症状が強く出るのに対し、慢性膀胱炎の場合は症状も軽く、反面、治療に時間がかかります。急性膀胱炎から慢性膀胱炎に移行する場合と、最初から慢性膀胱炎の症状の場合があります。慢性膀胱炎の場合、慢性複雑性膀胱炎といって、基礎疾患があるものもあります。
4-3. 間質性膀胱炎
昼夜を問わず尿の回数が増える頻尿、排尿通、我慢できない尿意と、間質性膀胱炎の症状は急性膀胱炎と似ています。では、急性膀胱炎との大きな違いは何でしょうか?それは、急性膀胱炎は細菌の感染であるのに対して、間質性膀胱炎の原因は未だわからないという点です。原因にはいくつもの説がありますが、決定的なものはわかっていません。
4-4. 出血性膀胱炎
出血性膀胱炎は、急性出血性膀胱炎とも呼ばれ、目で見て分かるほど尿に血が混じります。尿が白く濁ることはありません。抗がん剤や食べ物、薬のアレルギーが原因になりますが、多くはウィルス性のものが多く、出血性膀胱炎といえば原因はウィルスとされます。
5.膀胱炎の要因
膀胱炎は、何らかの原因で膀胱内に細菌が繁殖し炎症を起こした状態です。
それらの菌は
①大腸菌
②腸球菌
③ブドウ菌
④連鎖球菌
⑤クラミジア(性感染)
などがあり、圧倒的に多いのが大腸菌で菌は外陰部から尿道口に入り尿道を伝わって、膀胱内に感染します。
その他に膀胱炎になる要因として
①加齢
②トイレを長く我慢する。
③前立腺炎などの疾患によるもの
④尿道圧迫
⑤温水洗浄便座の使用
などがあります。
6.膀胱炎の自然治癒はあるのか?放置したらどうなる?
膀胱炎の自然治癒は、初期の段階で軽い症状の場合に自然治癒したと言う報告があります。
ですが、自然治癒で治ったと言う症例があったにせよ、そんな不確実性ではなくて初期の段階でも病院に行きましょう。
また、膀胱炎を放置していると
細菌が、膀胱から尿管を経由して腎臓にまで及び、腎臓の髄質(内部)や尿が集まる腎盂(じんう)に感染して炎症を起こした状態です。主な症状は、発熱、悪寒、震え、腰背部やわき腹の痛み、吐気・嘔吐などです。
ときには、急に40℃を超える高熱が出ることもあります。重症になると、細菌が血液中に侵入し、敗血症を起こして命の危険さえあるのです。
7.この記事のまとめ
オシッコを我慢しない、膀胱炎を放置しない、最悪の場合は命を落とすこともある。
症状の軽い膀胱炎は放っておいても治まることもありますが、基本的にはできるだけ早めに医療機関を受診し、症状が重くならないうちにすっきりと完治させておくことが大切です。
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